ACTIVITY

活動報告

体幹を形成する骨格について

2022/03/05
体幹

ひと言に「体幹」と言っても、まずはその構造を抑えておかなければならないと私は思います。

例えば、「体幹トレーニングする!」「体幹は大事だ!」と言っても、

その場所が分かっていなければ、出来るはずもないですし、体幹には効きません!

そこで、少しカラダのお勉強をいたします。

 

まずは「骨(骨格)」です。

体幹を形成する骨格は「体軸骨格」と呼ばれており、

具体的には、骨盤、脊椎、胸郭、頭蓋骨から形成されています。

まずはココを抑えておきましょう。

このように垂直に伸びているために、軸として考えられるのですが、

「体幹=軸」

というのは、これら骨格ありきなのです。

また、特に体幹を語るうえで、「骨盤」は大切なキーワードだと私は思うのですが、その話は後ほどとして、骨盤の構造だけ簡単にお話しします。

骨盤は左右の寛骨と仙骨により形成され、リング構造をしています。

骨盤 = 寛骨(恥骨・坐骨・腸骨)+ 仙骨

ココが体幹の土台となる骨格です。

 

次は、脊椎(脊柱)です。

ご存じの通り、人間は二足歩行であるので、この脊柱が非常に発達していると言われています。

脊椎は、頸椎・胸椎・腰椎・(仙椎)からなるのですが、

脊椎 = 頸椎(7個)+ 胸椎(12個)+ 腰椎(5個)

矢状面でS(エス)字の生理的弯曲と呼ばれるカーブを形成しています。

これが頭蓋骨の中にある脳を守る働きや、重力負荷から身を守る働きに繋がったりします。

ちなみに胸郭には12対の肋骨と1つの胸骨もあります。

 

このように体幹を語る上で知っておいておかなければならない「骨格」でも

数多く存在しているのです。

骨のそれらの1つ1つも「体幹」を使った動きやバイオメカニクスに深く関わってきますので、まずは場所と名前くらいは把握しておきましょう!