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活動報告

アロマセラピー②

2022/04/15
アロマセラピー

皆さんの好きな香りって何ですか?

せっけんの香り、花の香り、海の香り、森林の香り。

中には図書館に行った時の本の香り・・・という方もいらっしゃるかな?

 

私たちには体外の環境や体内の変化を感知するための機能として「感覚」があります。

「感覚」には味覚、嗅覚、視覚、聴覚、触覚と言われる五感があり、

このような“好きな香り”を受け取るのは嗅覚です。

嗅覚はもちろん“好きな香り”だけでなく“嫌な香り”も受け取るわけですが、

この嗅覚が他の4つの感覚と違う点があるのを皆さんご存知でしょうか?

 

 

そもそもそれぞれの感覚は、

それぞれ特定の感覚器で受け取った刺激を脳に伝えます。

脳に伝わって初めて

味を感じたり、見ているものを認識したり、音を聴きとったり、

触れたものが硬いのか柔らかいのかどんな感じのものなのか

感じ取っているわけです。


ただ、脳といっても他の4つの感覚は、

まず脳の中の大脳皮質というところへ伝わり、そこから大脳辺縁系に伝わりますが

ただ一つ、嗅覚だけは大脳辺縁系に直接伝わります。

 

大脳皮質 ⇒ 知性の座

大脳辺縁系 ⇒ 本能の座

 

つまり、嗅覚だけは本能の赴くままに(!?)

「快・不快」や情動に大きな影響を与えるということなのです!!

 

 

前置きが長くなりましたが、

以前、アロマセラピーは「芳香療法」と呼ばれていて

精油を利用して心身の不調を改善し、健康維持に役立てる自然療法の一つがであることをご紹介しました。

 

嗅覚を活用するアロマテラピーは、本能の座と呼ばれる大脳辺縁系に直接働きかけ

香りが自律神経系、内分泌系、免疫系のそれぞれのシステムに伝わり生理・心理作用をもたらしてくれるのです。

 

香りを嗅ぐだけで、

気分がリラックスしたり、やる気が出てシャキッとしたり。

そしてその時々で“いい香り”と自分が感じる香りは変化し、

今自分が必要な香りを“いい香り”と感じる。

大脳辺縁系(本能の座)がポイントだったわけですね。

 

その他、香りの持つ作用は皮膚から血液に入るルートもあり、それがオイルトリートメントなのですが、

まだまだ、アロマセラピーは奥が深そうです。

またの機会も一緒に学んでいきましょう。

 


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