活動報告
体幹トレーニングはアスリートのもの?
「体幹トレーニング、体幹を鍛えることはアスリートにだけ必要なのでしょうか?」
答えは、前回お伝えしていたとおり「NO」ですが、
それはなぜ?
私は、体幹の重要性とは、実は「姿勢」と「呼吸」という点にあると思っています。
体幹を鍛えると「パフォーマンスが向上した!」などということをよく聞きますので、
アスリートをイメージしますし、
そこからなかなか「姿勢」と「呼吸」には結び付きにくいものです。
しかし、実は体幹トレーニングを語り、実践するうえで押さえておいてほしい、
私がお伝えしたい非常に重要なポイントはココなのです!
体幹についての詳しい話、解剖や機能などはここでは割愛いたします。
体幹はまずは鍛えるのではなく、使えるようにするということをまずは覚えておいてください。
簡単に説明します。
体幹には「インナーユニット」といわれる深層部と
「アウターマッスル」と言われる表層部が存在します。
アウター(表層部)はいわゆる、
シックスパック(お腹ムキムキ)や肩ムキムキといった
見た目で分かる部分です。
しかしインナーユニット(深層部)は、見た目では分からない部分なのです。
ここには
・呼吸に密接にかかわってくる横隔膜
・尿漏れや便秘などにも関わってくる骨盤底筋群
・背骨のセンサーともいえる多裂筋
・自前のコルセットにもなっている腹横筋
このような筋肉(群)が存在しています。
この一つ一つの筋肉(群)が大切なのですが、
なかなか目に見えない部分なので蔑ろにされているのが現状です。
しかし、ココこそが、体幹の根幹であり、
使えるようにできるかどうかのキーポイントになるわけです。
インナーユニットの詳しい説明や呼吸などとのかかわりについては
次回以降に少しずつお伝えしていくこととしますが、
本当に正しく体幹を理解し、それを実践していくことこそが
本当の意味での体幹トレーニングです。
このことを意識し、忘れないようにしてください。