活動報告
腹横筋【インナーユニット】
こんにちは、プーラの今井です。
今回の体幹インフォメーションは、前回に続き「インナーユニット」のお話です。
(前回)「横隔膜」→https://fukuoka-puravida.com/activity/20220805-1269/
前回の横隔膜は、その名前は聞いたことのある方が多かったのではないでしょうか。
一方、今回の「腹横筋」。これはなかなか聞いたことのない方も多く、
我々のような運動指導者も知らない人もいたりします。
しかし、体幹トレーニングを指導する人は、絶対に知っておかなければならない筋肉の一つと言えます。
腹横筋(フクオウキン)
腹部にあり、お腹を包むようにして、腹筋の一番奥に位置します。
お腹に腹巻をしているようなイメージで、「自前のコルセット」と言われたりします。
それは腹横筋の働きに関係しているのですが、
・背骨を支える
・腹圧を上げる
といったことです。
またその他にも大切な働きがあります。
・呼吸時に横隔膜と連動して働く
・筋肉で一番早く収縮する筋肉になる
このような働きです。
この働きをもう少し詳しくお伝えすると、
例えばカラダを動かそうとするときに、まずどの筋肉が収縮するかというと、
この腹横筋でして、そして腹圧を高め、背骨を支え、動作の安定に関わってくるのです。
インナーユニットを一つの円柱の箱だと考えると、
腹横筋は丸くなった壁に当たる部分で、ココが安定することで
ケガの予防や動きのスムーズさに関連してくるのです。
インナーユニットの代表筋は4つありますが、
私は腰痛持ちでもあるので、この「腹横筋」は非常に重要であると考えています。
また、余談ですが、
年齢とともに動作が鈍くなる、
シニア世代になると一つ一つの動作が若いころのように早くできなくなる
その原因の一つにもこの腹横筋の収縮が関係していると言われています。
運動神経の伝達が遅いとか、そういったことではなく、収縮速度が遅くなってしまっているのです。
しかし、これは意識して鍛える(?)、使ってスイッチを入れるように心がけると
必ず低下の抑制につながると私は考えています。
ですからインナーユニット、コアトレーニングは、どの年代の方にも必要だと言えますね。
初めて聞く方も多いかったと思いますが、
「腹横筋」
ぜひ、覚えておいてください!