ACTIVITY

活動報告

多裂筋【インナーユニット】

2022/11/14
トレーニング

こんにちは。プーラの今井です。

今回の体幹インフォメーションは、インナーユニットの最後の筋肉

「多裂筋」

のお話しです。

今までのインナーユニットは、コチラです。

(横隔膜)https://fukuoka-puravida.com/activity/20220805-1269/

(腹横筋)https://fukuoka-puravida.com/activity/20220903-1289/

(骨盤底筋群)https://fukuoka-puravida.com/activity/20221012-1301/

 

多裂筋って、なかなか聞いたことのない筋肉名ですよね?

私も解剖の勉強はしていても、あまり重要な筋肉だという認識はありませんでした。

しかし、体幹のことを学ぶにあたって、この筋肉の重要さを知っていくのでした!

 

多裂筋とは?


この筋肉は腰多裂筋、胸多裂筋、頚多裂筋と3つに分けられます。

仙骨から第2頸椎まであり、乳頭突起、横突起、関節突起など脊柱のサイドの骨より始まり

椎骨の棘突起に終わります。

その筋束は2~4個の椎骨を飛び越して付着するようになっています。

多裂筋トレーニングを知らずして『コア』は語れない

このことにより多裂筋は

脊柱の動きの安定化に働く

と言われています。

脊柱は前屈、後屈、側屈、回旋などあらゆる方向に動くところであるために

安定性も求められます。

それを支えているのが多裂筋ですね。

またこの筋は、胸腰筋膜を介して腹横筋と連結しています。

さらには骨盤底筋群との関連性も高いと言われています。

これは今まで話してきた通り、ユニットとして考えるので分かりますね。

 

この筋肉の部位と働きからも想像できると思いますが、

多裂筋が上手くコントロールできないと、腰痛に繋がってきます。

この筋の働きが脊柱の安定化に繋がる為に、

働いてないと単純に不安定になるからです。

ですから脊柱の動きを見るときは、ざっと見るのではなく、2~4椎ずつくらいの動きを「連動」として捉え

見ていくべきだと考えます。

難しいことかもしれませんが、

骨と筋の連動性が最も重要になる部分であり、この筋の働きは意外に重要であることが分かると思います。

 


以上でインナーユニットを構成する4つの筋群をご紹介しました。

いかがだったでしょうか。

1つ1つを理解することは難しいかもしれませんが、

(なかなか触診が困難ですから・・・)

大事なポイントは、体幹のコアの部分は

インナーユニット

という1つの箱状で考えるという点です。

全てが連動して働き、なおかつ鍛えるというよりは使うという感覚が大切です。

「パワー」ではなく、「スイッチオン♪」って感じです。

この感覚を忘れないようにしてください!

体幹トレ基礎