活動報告
多裂筋【インナーユニット】
こんにちは。プーラの今井です。
今回の体幹インフォメーションは、インナーユニットの最後の筋肉
「多裂筋」
のお話しです。
今までのインナーユニットは、コチラです。
(横隔膜)https://fukuoka-puravida.com/activity/20220805-1269/
(腹横筋)https://fukuoka-puravida.com/activity/20220903-1289/
(骨盤底筋群)https://fukuoka-puravida.com/activity/20221012-1301/
多裂筋って、なかなか聞いたことのない筋肉名ですよね?
私も解剖の勉強はしていても、あまり重要な筋肉だという認識はありませんでした。
しかし、体幹のことを学ぶにあたって、この筋肉の重要さを知っていくのでした!
多裂筋とは?
この筋肉は腰多裂筋、胸多裂筋、頚多裂筋と3つに分けられます。
仙骨から第2頸椎まであり、乳頭突起、横突起、関節突起など脊柱のサイドの骨より始まり
椎骨の棘突起に終わります。
その筋束は2~4個の椎骨を飛び越して付着するようになっています。
このことにより多裂筋は
脊柱の動きの安定化に働く
と言われています。
脊柱は前屈、後屈、側屈、回旋などあらゆる方向に動くところであるために
安定性も求められます。
それを支えているのが多裂筋ですね。
またこの筋は、胸腰筋膜を介して腹横筋と連結しています。
さらには骨盤底筋群との関連性も高いと言われています。
これは今まで話してきた通り、ユニットとして考えるので分かりますね。
この筋肉の部位と働きからも想像できると思いますが、
多裂筋が上手くコントロールできないと、腰痛に繋がってきます。
この筋の働きが脊柱の安定化に繋がる為に、
働いてないと単純に不安定になるからです。
ですから脊柱の動きを見るときは、ざっと見るのではなく、2~4椎ずつくらいの動きを「連動」として捉え
見ていくべきだと考えます。
難しいことかもしれませんが、
骨と筋の連動性が最も重要になる部分であり、この筋の働きは意外に重要であることが分かると思います。
以上でインナーユニットを構成する4つの筋群をご紹介しました。
いかがだったでしょうか。
1つ1つを理解することは難しいかもしれませんが、
(なかなか触診が困難ですから・・・)
大事なポイントは、体幹のコアの部分は
インナーユニット
という1つの箱状で考えるという点です。
全てが連動して働き、なおかつ鍛えるというよりは使うという感覚が大切です。
「パワー」ではなく、「スイッチオン♪」って感じです。
この感覚を忘れないようにしてください!